東京・渋谷のシンボル“ハチ公像”。
モデルの「忠犬ハチ」は、11月で生誕100年を迎えた。
そんな記念すべき年を祝おうと、さまざまなイベントが行われた。
待ち合わせ場所としておなじみの東京・渋谷の「ハチ公像」。
その物語は海外でも紹介され、今や外国人旅行者にとっても外せない人気の観光スポットになっている。
ドイツからの旅行者「素晴らしいね! きょうはここを訪れてみたかったんだ。(生誕100年は)ベストタイミングだね」
そんなハチ公も11月で生誕100年。
記念すべき年に、ちょっとしたプレゼントを贈ろうと、ある特別な仕掛けが。
12日、渋谷のシンボルのハチ公像を囲むようにして、部屋が作られていた。
ハチ公を囲むように作られた部屋は広さ6畳ほどで、ベッドが備えられ暖かみのある場所にしようと壁紙はピンク色だ。
40代「暖かそうな布団にくるまって、ハチ公も喜んでいるんじゃないかなと思う」
60代「(飼い犬が)秋田犬なんで、一緒に写真を撮りたいなと思って。記念になってよかった」
現代アーティスト・西野達さん「ハチ公は(長年)外にいた、ハチ公に休んでもらいたいというのがあるので、暖かい部屋を作ろうというのが最初からあった」
一方、ハチ公が取り持つ縁もある。
秋田・大館市生まれのハチ公。
この週末には、故郷・大館市と像のある渋谷区が協力してイベントを行い、「黄金の秋田犬の像」やハチ公グッズの展示、販売をした。
また、渋谷でもハチ公生誕100周年を記念したコラボイベントが開かれ、多くの人でにぎわっていた。
イベントに合わせ、300本限定の日本酒を製造。
また、秋田名物・いぶりがっこが入ったポテトサラダや、秋田の名産・かづの牛のすね肉を酒かすで煮込んだ牛肉の煮込みなど、秋田の食材で作られた料理が一緒に楽しめるセットが用意された。
来場者「お肉もやわらかくて、味もしっかりしていておいしい」、「楽しかった。やっぱりグッズ、100年記念のバンダナを付けたぬいぐるみとか。みんなに愛されるアイドルでいてほしい」
運営団体のハチふる SHIBUYA meets AKITA・高橋伸明さんは「ハチ公でしっかり秋田と渋谷をつないで、地方秋田にも地方創生という形で、良い取り組みを連携できていけば良いかなと思う」と話した。
2024年の101年目以降も、こうしたイベントを続けていきたいとしている。
FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/