概要
辺りが暗くなった4日午後8時過ぎの大阪市。
あわや大事故という瞬間を、カメラがとらえていた。バイクで走行中、突然飛び出してきたのは、まだ幼い子ども。
何かを見つけたのだろうか、周りに一切、目もくれず、道路へと走りだしている。目撃者「危ないと思いましたね。ヒヤッとしました。(父親とみられる男性が)同じように飛び出してきて、(子どもの)腕とシャツをつかんで押さえて、歩道に戻したという感じ」
父親とみられる男性が、間一髪、子どもを捕まえ事なきを得たが、大事故になっていてもおかしくない状況。
警視庁の統計によると、ここ数年、都内でも子どもの交通人身事故の件数は増加傾向。
中でも、多くの割合を占めているのが、飛び出しによる事故。
当時の状況を整理すると、目撃者の進行方向の信号は青。
子どもが飛び出してきた場所に横断歩道はなかった。さらに…。目撃者「わたし自身は比較的早い段階で(子どもを)発見できたので、減速できたんですけど、右側の車線をバスが走ってまして…」
飛び出した瞬間をよく見てみると、子どものすぐ目の前にはマイクロバスが。
テールランプが赤く光り、バスの運転手がブレーキを踏んでいることは確認できるが、子どもがいた位置の手前では止まれていない。
目撃者「(子どもは)反対側の歩道のところまで走って横断しようとしている雰囲気に見えた。もし子どもが右側の車線まで行っていたら、大変なことになっていたんじゃないかなと…」
目撃者によると、子どもは3歳から4歳ほどの男の子で、父親とみられる男性と2人だけだったという。
間一髪で防がれた大事故、あわやの瞬間だった。
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