概要
地面にできた深くて大きな穴。
この穴に乗用車1台がはまってしまう事故が起きた。事故が起きたのは、タイの首都バンコクの中心部。
6日の夕方、突然、道路が崩落した。穴の長さはおよそ6メートルで、幅およそ1.5メートル、深さは8メートルにも及ぶ。
この穴に乗用車の前輪がはまって急停車。
乗っていた人にけがはなかったという。事故の様子を撮影した映像がある。
土砂を積んで、画面の右から左へ走る大型トラック。
上下に揺れながら走り過ぎると、その後ろを走る乗用車の前輪が穴にはまって急停車した。目撃者「大型トラックが通ったあと、すぐに道が崩落して、後ろの車が穴に落ちました」
そこで、映像をもう一度スローで見てみると、トラックが走り過ぎる際、穴はなかった。
ところが、トラックが通過したあとの路面をよく見ると、大きな穴ができていることがわかる。その後、穴にはまった乗用車は、クレーンを使って移動。
穴をコンクリートの板などでふさぐ緊急工事を行い、8日までに道路の封鎖は解除された。原因は、洪水などによる被害を防ぐため、バンコクで進む排水路建設とみられている。
大雨になると道路が冠水し、市民の生活に深刻な被害をもたらしているタイの首都バンコク。
事故が発生した現場周辺では、半年近く前から、雨水の排水路を建設する工事が行われていたという。
タイ当局は、トラックがコンクリート製のマンホールのふたの上を通過した際に、何らかの原因でふたが崩壊し、大きな穴ができたとみて調べを進めている。
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