11月1日はワン、ワン、ワンで犬の日。
活性化するペットツーリズムに迫った。じっと窓の外を見つめる犬が乗っているのは、日本初の愛犬専用バスだ。
2023年7月から運行を開始した愛犬専用バスでは、愛犬と飼い主が心地よく過ごせるさまざまな工夫がされている。
その工夫の1つで、愛犬とゆったり過ごすことができるように通常のバスよりも座席の間隔が広く取られていて飛び出さないようにパーテーションも設置されている。
そして今回新たに始められるサービス「WANWANじゃナイト(11月3日から12月23日の金・土曜日限定)」が都心の夜景を楽しみながら移動できるプラン。
狙いはペットツーリズムの活性化。
コロナ禍により犬の新規飼育頭数は、過去10年間で最多に。
一方で、愛犬の移動は心配などの理由から旅行に行きづらいという課題があった。
そんな課題を解決し、愛犬家に寄り添った新しい観光の在り方を提案する。
住友不動産ヴィラフォンテーヌ 営業部長 兼 営業企画部長・川村亮之さん「お台場につづき、東京駅、羽田空港と新幹線の在来線、地方からの流入があることもわかるほか、1度乗車してからバスで1周して同じ場所に戻ってくるユーザーもいた」
夜の便では主に湾岸エリアなどを走行。
バスの中では、愛犬と写真を撮ったり、都心ならではの高層ビルや東京タワーなどの街並みを眺めることができる。
途中で立ち寄れる「有明ガーデン」では、イルミネーションがきらめく並木道を愛犬と一緒にお散歩することも可能。
移動時間を観光資源化することでペットツーリズムの拡大を目指す。
今後について、住友不動産ヴィラフォンテーヌの川村さんは「海外からワンちゃんを連れて(ホテルに)いらっしゃるというのも最近出始めている。今後もペットツーリズム、これが広がっていくようにその一助になれば」と語った。
FNNプライムオンライン
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