車上荒らしの一部始終をとらえたドライブレコーダー映像。
白いフードをかぶった人物が、車内をのぞき込んでいる。
後部座席側に移動した直後、窓ガラスを割り、中にあったリュックを持ち去ったのだ。リュックに入っていたのは、“お金では買えないもの”だった。
事件が起きたのは、大阪市中央区のコインパーキング。
15日の午前4時半ごろ、電動キックボードに乗った2人組が現場へ。
この時、白いフード姿の人物は何も持たず、手ぶら状態。キックボードを降りた白いフードの人物は、車のほうに向かい、もう1人は周囲を見張るように駐車場の前をゆっくりと歩き始める。
このあと白いフードの人物は、被害車両の中を確認。
さらに横に移動すると、持っていたライトで中を照らし始めた。
その後、別の車にも近づき、ライトを使って車内を確認している。
そして、再び被害車両の運転席側に移動し、中をのぞき込んだあと、後部座席側に移動。
次の瞬間、何らかの道具を使い、後部座席の窓ガラスを割ると、車内から被害者のリュックを持ち去ったのだ。
このあと、カメラがとらえたのは、手ぶらだった白いフードの人物が黒いリュックを背負う姿。
犯行時間はおよそ1分。
2人組は電動キックボードで去っていった。被害に遭ったのは、DJとして活動する男性。
窓ガラスの修理代などを含めると被害額はおよそ100万円にのぼるというが、特に痛いのが、リュックの中のパソコンを盗まれたことだと話す。
被害男性「パソコンに今までいろんなDJのかけるための音を集めてきたんですよ、読み込んで。それが15年分あるので、それを一から集めるのなんか、もうない曲もあるので、そこが一番痛いですよね。正直DJやめようかなというのも一瞬考えましたね」
男性は被害届を提出。
警察は窃盗事件として捜査している。FNNプライムオンライン
https://www.fnn.jp/