概要
九死に一生を得た爆発事故の一部始終を、カメラがとらえていた。
これは中国・河北省で、信号待ちの車内から撮影された映像。
前のタンクローリーから、黄色い煙のようなものが上がっている。
すると、異変に気づいたのか、作業員が車から出てきてタンクにのぼる。
そして、バルブを閉めようとした次の瞬間…。
タンクから積載物が噴出。そのまま落下して、白い煙のようなガスが周辺に立ち込めた。
危険を感じ、撮影者はクラクションを鳴らしながら、バックでその場を離れようと必死な様子。
地元当局によると、このタンクローリーには、浄化剤として使用する塩化鉄30トンが積まれていた。
塩化鉄は腐食性があり、肌に付着したり飲み込んだ場合は、人体に害を及ぼすおそれのある危険な物質だが、事故によるけが人はいなかった。
事故による衝撃の場面に対し、現地のSNSでは「タンクローリーがそばを通るたびに恐怖を感じる」、「こういう事故が多いな。大型車両の安全性のチェックが必要だと思う」などのさまざまな声が上がった。
今回のガス漏れは、バルブの排出口が詰まっていたことが原因とみられ、地元当局はタンクローリーを所有する運送会社に対し、法的対応をとったという。
FNNプライムオンライン
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