目を疑う危険な運転の瞬間がカメラにとらえられていた。
愛媛・松前町を走行する車のドライブレコーダーの映像。
夕方の混雑した車道の反対車線から、白い車がUターンしてきた。すると次の瞬間、歩道に乗り上げ、その後、向きを変えて直進。
思わぬ方向転換に目撃者も動揺を隠せず…。目撃者「真っすぐ行くんかい、どこ行くん?」
目撃者は、当時の様子を次のように振り返る。
目撃者「Uターンしてきたので、車道に入るかと思ったら、歩道に入ったという感じ。歩道側にある店に入りたいのかと思ったら、そのままずっと歩道を走って行って。どういう意図があったのかな…」
目撃者によると、歩道の脇には店舗の駐車場があったものの、目もくれず、車はそのまま100メートルほど歩道を直進。
当時、歩道には歩行者は見当たらなかったため、事故は起きなかったという。目撃した男性によると、運転手は30代から40代くらいだったという。
危険な自動車の歩道走行。
交通事故にくわしい弁護士は…。弁護士法人 橋下綜合法律事務所・溝上宏司弁護士「道路の脇にある周辺施設の駐車場に入るなど、一時的に歩道を横断する場合、交通区分違反にはならないが、今回動画で見るかぎり、道路交通法上の通行区分違反。罰則としては3カ月以下の懲役、または5万円以下の罰金という形になる」
さらに、危険性について…。
弁護士法人 橋下綜合法律事務所・溝上宏司弁護士「事故が起きるリスクは相当に高い、危険な行為なんだろうと思うところです。起きてしまった結果によって、(歩行者が)亡くなったのであれば、過失運転致死罪。けがで済んでいたとしても、過失運転致傷罪という形で、刑事罰、刑事上のしっかりとした責任が問われるのかなと思うところ」
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