概要
日本大学アメフト部の薬物事件をめぐり、大学側が「真摯に受け止める」としていた第三者委員会の調査報告内容について、酒井健夫学長が「矛盾や誤解がある」などと学内の会議で発言していたことがFNNの取材でわかった。
日大の第三者委が薬物事件への大学の対応について「学長及び理事長によるガバナンスが全く機能しなかった」と厳しく指摘したことを受け、10日の理事会では責任の所在について議論が紛糾。
林真理子理事長や酒井学長、沢田副学長らが一時退席を求められ、残った理事らが3人に辞任勧告を行うか検討する場面もあったという。また、第三者委の報告内容について日大側は「指摘を受けた全ての事項を真摯に受け止める」としていたが、第三者委から自らの責任を厳しく指摘された酒井学長が14日の会議で「報告内容に矛盾や誤解がある。責任の所在を明確にする前に報告内容を精査し事実確認が必要」などと発言していたことも関係者への取材でわかった。
大学は16日の臨時理事会でも幹部の処分について検討する方針。
FNNプライムオンライン
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