#shorts 低迷するピアノ市場…新規参入国産メーカーの戦略 SNSを駆使「街角に音楽を」


概要

少子化などでピアノの市場は低迷が続いています。その市場にあえて参入したピアノメーカーには、独自の戦略がありました。

 高層ビルのエントランスに置かれたストリートピアノ。愛好家たちが一度は弾いてみたいと足を運ぶのは…。

 演奏した人:「丸くて優しい音だなと思いました」「ほしいピアノの一つ。価格が魅力ですよね」

 そのグランドピアノを作った「遠州楽器制作」は、静岡県浜松市にあります。会社が誕生してまだ4年です。

 生産は、すべて受注を受けてから一つひとつ手作りで制作。

 在庫を持たないことでコストを抑え、値段は126万円とグランドピアノとしては安い価格帯で販売しています。

 日本の住宅事情に合わせた少し小さめのサイズです。

 遠州楽器制作 岩佐真社長:「大量生産というのは考えていません。一般家庭でガンガン(大きな音を)鳴らすピアノではなく、丸く深みのある温かいピアノを作ることを目指しました」

 ただ、国内のピアノ販売は少子化や電子楽器の普及で低迷が続いています。
 
 そこで、遠州楽器が照準を合わせるのは需要が伸びている海外市場です。

 ジャパンメイドの信頼感と手頃な価格でアフリカやシンガポールなどで受注が増えていて、海外比率は9割にも上ります。

 実は遠州楽器、自社店舗や営業部門がありません。大事な営業の場となっているのがこの場所です。

 社長、自ら演奏した人に。

 遠州楽器制作 岩佐真社長:「また1カ月くらい(ストリートに)グランドピアノ出しますので」

 ピアノを演奏した人:「東京駅は大行列ですよね」

 ストリートピアノを演奏した人が撮影する動画をSNSにアップし、それがシェアされ、口コミで話題になることを営業につなげる独自の戦略を取っています。

 遠州楽器制作 岩佐真社長:「私よりも、ピアノ好きの人たちがネットで盛り上げてくれています。既存の会社でできなかったことをやりたい。街角から音楽が流れる世界が広まればいいなと思っています」


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